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フレイジャー シーズン3 Frasier (TVドラマ)
フレイジャー シーズン3 コンプリートDVD-BOX第3シーズンで「フレイジャー」は劇的なハットトリックを成し遂げた。3回連続でエミー賞のコメディ部門で作品賞を受賞したのだ。史上初の快挙の真相を究明するために詳細な分析をする必要はない。このシリーズはプライムタイムのオアシスといえる番組で、ウィットにあふれ洗練されており、喜ばしいことに
フレイジャーの尊大さを吹き飛ばす笑劇の側面も新たに加わっている。自分の尊厳を損なわれそうになるとフレイジャーが見せる実にばかげた反応は、往年のコメディアン、ジャック・ベニーの演技にも匹敵する。番組のモニターが1人(ゲストのトニー・シャルーブが演じている)だけフレイジャー(ケルシー・グラマー)を好きではないといった理由が知りたくてどうしようもなくなるエピソード(「気になる一言」)で明らかになるとおり、フレイジャーは逆上する場合もある。だが自分のことを思い違いしている点で親しみやすさを感じさせるキャラクターでもある。笑って見ている第三者の言葉を借りれば、フレイジャーは自分のことを「大衆の味方」と勘違いしているのだ。フレイジャーはラジオ局の新しい局長、ケイト・コスタス(オスカー女優のマーセデス・ルール)と出会い、彼女をライバル視するものの、2人の対立的な関係は最初の10話分で恋愛関係に変わっていく。だが第3シーズンでもっとも重要な筋書きは、ナイルズ(デビッド・ハイド・ピアース)とマリスの別居である。「ダンシング・ナイルズ!」は、グラマーが監督デビューしたエピソード。第3シリーズのベンチマークともいえる作品であり、ばつの悪いナイルズが片思いの相手ダフネ(ジェーン・リーブス)とダンスパーティでタンゴを踊る。とはいうもののクレイン一家は諸問題を解決しているわけではない。フレイジャーはマーティン(ジョン・マホーニー)にチェスで負けるのががまんできない(「どうにも止まらない」)。フレイジャーとナイルズは考えなしに2人でクリニックを開業するし(「精神科医のセラピスト」)、法廷で精神鑑定するとなると互いに反対の立場から証言する(「兄弟対決」)。リリスが出てこないのはとても寂しいが「トラブル・ダイアン」は、過去のエピソードに新風を吹き込むエピソードであり、ダイアン役でシェリー・ロングが登場する。ダイアンがまた自己中心的にふるまっても、フレイジャーが彼女の帰ってきたことに賛成しているなら、観客にとって「CHEERS」(「フレイジャー」がスピンオフした番組。ダイアンは同番組のレギュラーだった)の復活はうれしいものだ。そしてフレイジャーの不道徳なエージェント、ビービー(ハリエット・サンソム・ハリス)が登場するエピソードはどれも見逃せない。「フレイジャー」のユーモアはその時々の話題よりも登場人物からかもし出されるものであり、だからこそ長寿番組になっているのだ。傑作テレビドラマの終了を嘆いている観客には、このDVDボックスセットが何よりの慰めとなるだろう。
出演: ケルシー・グラマー, ジョン・マホーニー, デビッド・ハイド・ピアーズ
形式: Color, Dolby
言語 英語, 日本語
リージョンコード: リージョン2
画面サイズ: 1.33:1
ディスク枚数: 4
販売元: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
時間: 539 分


